かなり特殊な修理(たぶん日本で1例目!)
Posted 2018年11月24日 by メガネのジンノ
こんにちは!メガネ修理マニアの...飯田です。
今回依頼の修理はかなり苦戦しました。廃盤商品で部品が手に入らない状況にビビりながらもうまくできたと思います。
そんな修理案件のご紹介です。
フレームはアランミクリのハイカーブモデルです。
状況はフロントのメタルフレームとアセテートのブローを繋ぐ場所の破断でした。
破断箇所を繋いで補強するだけなら福井の修理業者に任せるのが最善の方法でしたが…
アセテートが経年変化により縮んでいるので、またすぐに同じことが起こるのが明白でした。
ブローパーツを長くすることを問い合わせても修理業者は無理っぽい感じでした。
結局、ここで修理することに決めて補修用のアセテートを福井の職人さんに分けてもらいました。
破断箇所の接着とクリアパーツでの補強↓ これは過去に修理事例あり
アセテートの劣化の磨きビフォア・アフター↓ これもお得意のメンテナンス
ブローパーツの延長(切断+接着+溝堀+裏面補強)↓ 多分日本で1例目かと
同じ色のアセテートが入手できなかったので少し修理跡が見えますが、左右対称で目立ちにくくなっていると思います。
なにより、お客様が気に入っているメガネだったので復活できてよかったと思います!