メガネ業界の闇だなー。。。
Posted 2022年4月24日 by メガネのジンノ
結局ハズレくじを引くのはいつも消費者
今日はそんな悲しいテーマでお話ししていきます。
先日、こんなことがありました。
お客様『他店(某チェーン店)で偏光レンズを作ったんだけど、なんか偏光機能が弱い気がするのでレンズ変えようと思って来ました』
と言って、手渡されたメガネを見てもレンズが傷だらけと言う訳でもなかったんですが、念のためと思って
歪(ひずみ)の状態をチェック。
すると、、、、、、
あーあーあーあ。。。
ひど過ぎるわ。。。。
後ほど、適切な加工で作られた状態の歪もお見せしますが、
黄色とかオレンジっぽくなってる部分はレンズに過度な力が加わって歪んでいる証拠。
偏光レンズはレンズの中に規則正しい配列の目を持つ偏光フィルターと言うのが挟まれているので、このように歪んでしまうとその配列が乱れて偏光が機能しなくなります。
(偏光レンズじゃなくてもこの歪は見え方にも悪影響を及ぼしますし、レンズ寿命も縮めます)
一応反対側も見ますが案の定、、、、、
もうこんなもん0点ですわ。。
こうなってしまう原因は、完全に
加工する人の技術不足&チェーン店の経営スタイル。
熟練の技術者がフレームに対して1つ1つ時間を掛けてサイズ調整すればこんな事にはならないんでしょうが、チェーン店の宿命で
数を多く捌かないといけないので1本1本に時間は掛けられませんし、まだ若手の社員が品質よりもスピードを重視して作ればこうなるのも無理はない。
とりあえずレンズがフレームに入っていればオッケーと思って作ってるんでしょうねー。
CMなんか見てれば某チェーン店は
国産フレームで高品質!!とか謳っているのに、加工がコレじゃ全く無意味。
しかしながら、
被害者は消費者であって、なんにも悪くないのに納品された時点で正しい性能なんて得られないってオチ。。
パッと見ただけではちゃんと加工されてるかどうかなかなか分からないのを良い事に普通にこんなひどい仕上がり品が流通してるなんて
メガネ業界の闇ですよねー。。
価格競争の行き着く先なのかなー。。。。。
で、ここまで言っておいて
メガネのジンノの技術はどうなんや??って話ですよねww
これで大した事なかったらそれが1番の闇ですよね笑
でもちゃんとやってるんで任せてください!!!
先程の、歪だらけだった眼鏡を弊社にてレンズ交換したらこうなりました。
歪は一体どこへ???
どこにもストレスの掛かっていない状態。
私からしたら、コレはすごい事でもなんでもなくて当たり前!!!!
この状態で初めて、レンズ本来のスペックが生まれるんです。
一応反対側も撮りますか。
ここまで仕上げるのにはやっぱり調整に調整を重ねるので時間はかかっちゃいますが、お客様に適切なモノをお届けする為にその時間は惜しめない!!
我々にとっては毎日毎日作っているメガネのうちの1本に過ぎないかもしれませんが、そうじゃなくて、お客様にとってはそれなりの金額払って手にする大事な1本なので1本1本に真摯に向き合うのが筋!!
価値観は人それなので安さ重視だったらチェーン店行った方が良いと思いますが、
ちゃんとしたモノ欲しいならメガネ屋選びは間違えない方がイイですよね♪
それでは今日はこの辺で。
ありがとうございました。